宇宙技術開発株式会社

欧州のデブリ捕獲計画の状況

最終更新 2016.07.11

近年の打ち上げの増加により、地球の周囲を回る大型で職務を終えた衛星など、宇宙のごみはどんどん増えつつあります。

低軌道で職務を果たして横たわる衛星は、低軌道の安全性を乱しています。追跡可能な宇宙デブリの75%は2000kmより低い高度で地球の周りをまわり続けています。

仮に明日以降、すべての衛星の打ち上げを止めたとしても、デブリ同士の衝突により宇宙デブリはどんどん増えてしまいます。今年12月の大臣級会議の承認によりe-デオービット(e-Deorbit)計画が進めば、2023年には大きなデブリは消滅へと大きな躍進を遂げると計画を推進するメンバーから期待が述べられています。

ESAのクリーンスペースイニシアティブでは、e-デオービットの開発を支援しており、e-デオービットの概要として、セキュリティを確立した2衛星で高いレベルの自動制御を行い、チェイサー衛星がデブリの動きに同期しレーザーレーダーと光学マルチスペクトルカメラの情報を合わせて判断し目的物を捕捉、軌道から押し上げたり、大気中に安全に突入させ焼却したりします。

産業界でも関心が高く軌道中サービスや燃料補給といった技術も提案されています。

source : ESA


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