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ジュノー木星軌道へ投入成功!

最終更新 2016.07.05

米国NASAの木星探査機ジュノー(Juno)が35分間のメインエンジン噴射に成功し、日本時間2016年7月5日(火)午後0時53分、地球に送られてきた信号により木星軌道に入ることに成功したことが確認されました。

米国では7月4日の独立記念日にあたり、「独立記念日には何かしら喜ばしいことがあるが、今日は我々が米国の誕生の日に『ジュノーが木星に到着した』という、更なる喜ばしい出来事を加えることができた。」とNASAボールデン長官からコメントもありました。

ジュノーは、2011年に打ち上げられ地球の重力アシストを受けて加速するフライバイを実施し、28億kmの旅の後に到着。人類の作成したものの中で最も早いスピードにも達しました。日本時間7月1日午前4時35分に木星軌道投入のための自動制御コマンドji4040が、送信されました。その信号は米国カリフォルニアゴールドストーンにある深宇宙ネットワークアンテナからジュノーに86000kmの距離を経て48分で届きました。

自動制御のコマンドの実施は、日本時間5日午前11時30分にジュノーで開始されるようセットされており、その開始は、また深宇宙ネットワークを介し、遠距離通信を経て48分19秒後の午後0時18分19秒に確認されました。

ジュノーのコンピューターが、木星軌道投入の35分間の噴射を完了した午後0時5分に送られた噴射終了と木星軌道投入の成功についての信号は、午後0時53分19秒に確認されました。

ジュノーが最初に入った軌道の周回期間は53.5日間で、2周回目は106日間の軌道となり、その周回中に、主観測を行うための木星を14日周期で回る軌道に投入するための軌道制御が10月19日に実施されます。

14日という軌道は木星の磁気圏と重力圏の全球マップの作成を行うための期間です。2011年当初の計画では11日周期の軌道で全球マップを計画していました。この当初の計画では15周回で全球のデータをとり、続く15周回で前の15周回では十分でなかったデータのギャップを埋めるというものでした。

改良された新たな14日周期の計画軌道では、8周回で基礎的なマッピングを行い、その倍と2倍にあたる16周回と32周回するたびに、詳細なレベルのデータを得ることができます。

また、ミッション期間も当初の15ヶ月の代わりに20ヶ月に、周回数も30周回の代わりに37周回の観測へと変更されています。37周回のうち33周回が科学ミッション軌道となります。

ジュノーは2018年2月20日に木星大気に突入する軌道制御が行われ、ミッション終了へと向かいます。

source : NASA


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