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史上最悪レベルと言われた米国のガス漏れを衛星から観測

最終更新 2016.06.29

昨年10月に発生した米国の史上最大とも言われた天然ガスパイプライン事故は知る人も多いことでしょう。事故の場所はカリフォルニア州アリソンキャニオン近郊のガス会社SoCalGasの地下ガス貯蔵施設で、地下1.17kmに17cmの穴との報道もあり、車700万台の排気ガス相当とも言われ十数キロ以上と広範に広がりました。SoCalGas社では今年2月11日にガス漏れは止まったと発表しています。

米国EO-1衛星に搭載するハイパースペクトルセンサーのハイペリオン(Hyperion)による2016年1月1日の観測(下方の画像)では、地下からのこのメタンガス漏れを宇宙から始めて検出できました。将来、衛星による高感度での温室効果ガスなどの検出に活躍すると期待されます。

NASAのER-2航空機に搭載された可視・赤外分光計(AVHRIS)も2016年1月12日(上方の画像)併せて観測を実施しており、双方の観測により、メタンの漏れをかなり特定できることがわかります。ハイペリオンの観測の分解能は30mとなっています。

source : NASA


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