宇宙技術開発株式会社

新しい太陽系のインターネット技術がISSでデビュー

最終更新 2016.06.23

耐遅延ネットワーク(DTN:Delay/Disruption Tolerant Networking)とは、継続的なネットワークの接続が難しい環境での対処を求める方法ですが、今月NASAは、国際宇宙ステーション(ISS)でDTNサービスを開始しました。これにより太陽系内のインターネット構築に向けての大きな一歩を踏み出したことになります。

地球を周回しているISSでは、多くのデータの通信に適したなど安定した接続がこれまで困難でした。DTNの採用により、ISSでの実験データの入手の改善、効率的なバンド利用が可能となり、より多くのデータを得られるようになります。

DTNはデータの集まりを送り終えるか再送信するまで、通信パス上のノードで部分的なデータの集まりを残しておくことにより、信頼ができ、自動化した“store and forward”データネットワークを提供できるようにします。

これは、データの送信が成功するまで通信パス上の全てのノードでデータを残しておく事が要求される伝統的なインターネットプロトコルとは異なっています。

ISSではDTNを、Telescience Resource Kit (TReK)に追加することで実装しました。DTNは、地上でも災害などで通信が途絶えた場合の対応時にも役立つ可能性があります。NASAはGoogleやJPLと共にこの技術を地上にも適用できるようにするために検討を実施しています。

source : NASA


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