宇宙技術開発株式会社

アトラスVロケット打ち上げでの異常に関して

最終更新 2016.06.17

3月22日にアトラスVロケットでOA-6を打上げた際、1段で推進薬の混合比に異常が起き、1段エンジンが早く燃焼停止してしまったため、2段セントールエンジンが不足した性能分を補って、事なきを得ました。

打ち上げが滞りなく終了したため、あまり表舞台に出なかった部分ですが、1段燃焼停止が6秒も早く当時も話題となりました。レビューチームが組織されデータの評価が行われた結果がULA社から報告されました。

調査の結果、約T+222秒に、RD-180エンジンの Mixture Ratio Control Valve(MRCV)の燃料圧に予期せぬ圧力差が生じたとのこと。

また燃焼室への燃料流量が低下したため、酸化剤がリッチ状態になり、1段の性能が低下しました。酸化剤と燃料の消費率のバランスが崩れ、酸化剤が先に枯渇したためエンジンのシャットダウン時に燃料が余ってしまいました。

エンジンの供給業者は、MRCVに軽微な変更を行ったため、今後の打上げでは再発はしないと表明しています。

source : ULA社


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