宇宙技術開発株式会社

リサ・パスファインダーによる重力波観測試験の経過について

最終更新 2016.06.08

リサ・パスファインダー(LISA Pathfider)は、2015年12月3日に打ち上げられた重力波の観測に必要な技術を実証するための衛星で、2016年1月に地球太陽間の重力平衡点L1ポイントに設置されました。

リサ・パスファインダーは、宇宙空間のブラックホールなどから生じる重力波の計測を行うために必要な基礎技術をまず試験します。38cm離して設置された重量2kgの金とプラチナで作った46mm角のキューブ(質量体)2つを浮遊させた状態で、レーザー光を使ってわずかな距離変化を抽出します。フリーフォール状態で、外乱の影響は受けずに重力波のみを検知する仕組みですが、要求の5倍以上の精度を出すことが確認されました。

すでに地上のレーザー干渉波観測所ライゴ(LIGO)による観測で2015年9月にはブラックホール同士の衝突によって生じる重力波の検出ができるようになりましたが、将来的には後継機のLISAを使った宇宙からの観測が期待されます。

source : ESA

日本時間 6月7日(火)に下記関連の放送も実施されました。

  • 午後6時30分~6時40分 オープニングセッション(ESAの科学プログラム)
  • 午後6時40分~6時50分 我々の宇宙を見る新しい方法
  • 午後6時50分~7時 リサ・パスファインダーの光学計測性能
  • 午後7時~7時10分 リサ・パスファインダー最初の研究成果
  • 午後7時10分~8時 質疑応答と個々へのインタビュー

source : ESA


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