宇宙技術開発株式会社

ガリレオシリーズ2機打ち上げ成功

最終更新 2016.05.25

欧州ガリレオ(Galileo)シリーズの13号機と14号機が、2016年5月24日(火)午後5時48分に打ち上げられました。打ち上げ3時間48分後に2機のガリレオ衛星は高度23522kmで、無事切り離されました。

衛星測位は米国のGPSシステムから始まり、今は当たり前のように携帯やスマートフォンなどの情報端末、カーナビゲーションなど様々なものに測位サービスが使われています。米国ロシアだけでなく、欧州・中国・インド・日本についても同様の測位サービスを行う衛星が打ち上げられてきています。

欧州のガリレオ衛星はドイツのOHB社が製造しており、航法ペイロードはイギリスの SurreySatellite Technology社が担当しています。ガリレオ衛星システムは、30機で完成する測位サービスとなり、今回打ち上げで完成半ばにきています。ソユーズロケットでのガリレオ衛星の打ち上げは今年で最後になり、次は秋に予定されているカスタマイズされたアリアン5 ESGalileoという特製の機体を使って4機同時の打上げの開始が予定されています。

アリアン5 ES (Evolution Storable)は、ATV打ち上げ用に開発された機体で、これをベースにしています。これを、軽量のペイロードを約23,222kmの軌道へ打ち上げる機体に改造し、738kgのガリレオ衛星4機と衛星の支持・放出機構を搭載します。投入軌道は運用軌道よりも約300km低い軌道で、衛星の推進系で高度を上げて行きます。一方切り離されたアリアンの上段ステージは、安定した墓場軌道を周回します。

ガリレオ衛星システムは、GPSシステムと連動し、更に精度向上が目指されます。また、海上などEGNOSシステムを使うレスキュー部隊の展開などにも利用されます。

なお、ガリレオ衛星システムの設計や開発、インフラ技術開発については欧州宇宙機関ESAにまかせられており、認証フェーズまではESAと欧州委員会により共同出資されています。欧州グローバルサービス機関によるガリレオのサービスの運用と供給は2017年からになります。

source : ESA


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