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ケプラーが過去最大となる1284個の系外惑星の発見を発表

最終更新 2016.05.12

NASAのケプラー宇宙望遠鏡は、太陽系外の恒星系が持つ生命が存在する可能性がある惑星を探査しています。ケプラー(Kepler)や欧州のコロー(COROT)以前には、こうした太陽系外惑星観測は大変まれなものでした。

現在では定期的な成果発表の中で、多くの惑星系の存在が示されています。今回は2015年7月までに整備された候補天体のカタログを解析したもので、今までで最多となる4,302個もの惑星候補がカタログに挙げられました。

惑星の存在可能性が非常に高い1,284個は99%以上の確率で惑星が存在する可能性があり、可能性は高いが更に研究が必要となるものが1,327個、残る707個は他の天体現象の可能性があるものです。既に過去に分類・検証された984個の候補と共に、観測が進められます。

今回新しく加わった候補の中で、550個ほどが地球のような固体型惑星を持っており、そのうちの9つは生命の存在しうる範囲(ハビタブルゾーン)の惑星であることが確認されました。この9つを加え、現在21個がハビタブルゾーン内にある太陽系外惑星として分類されています。

これまでに約5,000個の系外惑星候補が発見されており、うち3,200個はすでに惑星であると確認済みで、その内2,325個がケプラー宇宙望遠鏡によって発見された候補となります。ケプラーは4年間かけて天空の一部のエリアのみを観測し、15万個もの恒星をトランジット法を使って観測してきました。

2018年打ち上げ予定のケプラーの後継機となるTESS (Transiting Exoplanet Survey Satellite)では、ケプラーと同様のトランジット法を使い、20万個の星を観測し、系外惑星を探索する予定です。

source : NASA


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