宇宙技術開発株式会社

欧州は宇宙技術発の安価な2人乗り航空機を発表か

最終更新 2016.05.10

欧州宇宙機関ESAは、主催するビジネス・インキュベータ・プログラムで育成した、世界初の個人使用のための完全電化、垂直離着陸航空機の開発を行う新興企業を輩出しました。2018年の利用開始を目指して開発中です。

ドイツミュンヘン工科大学の4人の技術者と学生博士が設立したリリウム(Lilium)社で、すでに1/2サイズのプロトタイプ機での飛行試験に成功し、現在も試験を続けています。また、現在はフルスケールでの無人機を開発しており、夏に飛行を予定しています。

リリウム社は、ドイツババリアにあるESAインキュベーションセンターに置かれ、特設空港のオバーファッフェンホッヘンのすぐ隣の特設空港に面した好立地にあります。

航空機の離着陸は15m×15mの広さの上空まで開けた立地があれば良いとされ、2人乗りの軽量スポーツ航空機として分類され、パイロットのライセンスは乗用車のライセンスのように20時間の最小のトレーニングでライセンスが取得できます。ダクトファンエンジンを採用しヘリコプターよりも離着陸時の騒音が少ない他、バッテリー、エンジン、制御装置も全て冗長構成となっており、安全性も高くなっています。

500kmの飛行が可能で、将来的には、タッチスクリーンとフライバイワイヤのジョイスティックで制御し、バッテリは壁に設置した普通のコンセントからの充電も可能となるのこと。

気象条件がよく日中混雑のない場所でのレクリエーション飛行を意図したものになっています。2018年に認可され入手可能となる見込みで、2017年に試験的な有人飛行も計画されています。注目の価格も、車のように広範に利用できるよう、現在の個人用航空機価格やランニングコストよりずっと少ないとの発表です。

source : ESA


    関連リンク