宇宙技術開発株式会社

エアロジェット・ロケットダイン社は最新式電気イオン推進システムを受注

最終更新 2016.04.22

米国の宇宙探査に使われる電気イオン推進システムは、古くは1950年から開発に着手されており、最初の試験飛行は1964年7月20日に実施されています。近年では準惑星のセレス(Ceres)を探査している探査機のドーン(Dawn)にも使われています。

NASAはこの程、先進型電気推進システム(AEPS:Advanced ElectricPropulsion System) の設計・開発を行う企業に、エアロジェット・ロケットダイン社(Aerojet Rocketdyne)を選定しました。記事中の画像は、米国クリーブランドにあるNASAのグレン・リサーチ・センターで評価中の電気推進スラスタである13キロワットのホールスラスターです。

ホールスラスターは磁場に電子を閉じ込め、推進剤をイオン化するために使われますが、従来の科学推進系よりも10倍以上効率的で、今までの電気推進システムの2倍以上の性能を目指しています。

先進的電気推進システムAEPSは、NASAの小惑星リダイレクトミッション (ARM)や火星探査へも利用できるシステムを目指しており、このAEPS設計・開発契約は、36か月間で6700万ドルの契約金額となる予定です。

2020年代中期の小惑星リダイレクトミッション(ARM)にて、今までの電子推進システムの中でも最大で先進的なAEPSの試験が実施される予定です。

source : NASA