宇宙技術開発株式会社

中国国際機器を搭載した実験衛星を打ち上げ

最終更新 2016.04.07

日本時間2016年4月6日(水)午前2時38分、中国は長征2Fロケットにより回収式宇宙実験衛星「実践十号衛星(Shijian-10(SJ-10))」を甘粛省 酒泉衛星発射センターから打ち上げました。

5日の欧州宇宙機関ESAのニュースによれば、このSJ-10にはSoretCoefficient in Crude Oil(原油のソーレ係数の測定)実験装置も搭載されました。

このSoret Coefficient in Crude Oil実験装置は、ESAと中国と仏中の石油会社の協力で開発されました。6本の小さなチタン製シリンダー内に各1ミリリットルの原油を入れ、地上の気圧の500倍の圧力で加圧(容器自体は2倍の1000気圧に耐えられる)されます。宇宙へ送られた機器としてはもっとも圧力が高い機器のひとつとなります。

実験時にはシリンダーの片側は温められ、反対側は冷やされます。回収前にはバルブが閉じられ、帰還時に混合して再び液体に戻らないようにします。この実験を行う事によって、地下深いところにある原油の本当の状態をモデル化するためのデータが得られると期待されています。


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