宇宙技術開発株式会社

遺伝子レベルの診断を行う新しいツール

最終更新 2016.04.01

NASAのスピンオフ事業には様々なものがありますが、その中には、何年間にも亘る宇宙飛行に宇宙飛行士達を送り込むためには、どのように健康を維持しているか把握するためのモニタリングツールの開発も必要とされています。

既に、距離が離れた場所でも使える医学的診断ツールは実際に開発されており、今後の地球上での医学推進のためにも大きな可能性をもたらしています。

地上の研究者達は、抗体としてのたんぱく質を作り出す試験として、白血球数やコレステロールを調べ、バイオマーカーとなるコピーされたコルチゾールのレベルといったものの追跡を続けています。宇宙で過ごす飛行士達の抗体の貯蔵期間は3-6か月と短く、ミッション中の病気に対応してそれらは作られ宇宙での高いレベルの放射線により消滅します。

1990年代から研究されてきたように、抗体に対する情報はRNAとDNAの単一糸構造に3次元構造として折りたたまれ取り込まれます。これはアプタマーとよばれており、温度環境による破壊や放射線にも強くなっています。

NASAはジョンソン宇宙センターからのスモールビジネスへの出資により、2007年にAMバイオテクノロジー社はアプタマーを作るためにより速く簡素化した方法を開発しました。同社はこの次世代のアプタマーをX-アプタマーと呼んでいます。

AMバイオテクノロジー社のX-アプタマーのキットは学生でも簡単に使えて数日で結果もでます。近年まで作成される抗体は複雑な構造で作成に時間がかかるうえ、目的物に自然の抗体ほどよく付き働きかけてくれないという点がありましたが、目的物に対してより正確に作成することでそれは改善できると説明されています。すでにPegaptanibというアプタマー薬は承認を得ています。

病気の診断のためこうしたキットは役立っていますが、これからの化学創薬や診断に革命的な躍進をもたらすと考えられます。

source : NASA


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