地上天文台にも太陽系外惑星システム検出のための新装置を設置予定

最終更新 2016.03.31

NASAは、米国アリゾナ州にのキット・ピーク国立天文台にあるWIYN望遠鏡に、太陽系外の惑星系を検出するため恒星の自転軸の揺らぎを観測するNEID装置を、2019年に完成・設置する予定です。NASAはわずかな揺らめきを通して、我々の太陽系システムの外にある惑星を見出そうとしており、NEID装置開発は、全米科学財団(NSF)とNASAに締結されたパートナーシップの中心に据えられます。

WIYN望遠鏡(名前の由来はウィスコンシン大(W)、インジアナ大(I)、エール大(Y)、米国光学天文観測所NOAO(N))自身は、口径3.5mの単一鏡の反射望遠鏡であり、ハワイのマウナケア天文台の口径10mのケック望遠鏡や8.3mのすばる望遠鏡と比較すると、規模は少し小さなものです。

しかし、この新しい観測装置を装備する事により、現在軌道上から多くの太陽系外惑星システムを発見して活躍中のケプラー衛星や、開発中の系外惑星探索衛星TESS(Transiting Exoplanet Survey Satellite)の観測をフォローできる観測精度を得る予定です。また、赤外線領域で観測を行う大型のジェームズ・ウェッブ望遠鏡、広視野赤外天文衛星のWFIRSTなどの宇宙望遠鏡による観測目標となる候補天体を探す手助けになることが期待されています。

NEIDはNASAにより2015年6月に2つが選定された極精密ドップラー観測装置の概念のうちの1つで、選定後、6か月間の検討が行われていました。NEIDの名はキット・ピーク国立天文台が設置されているTohono O’odhamの人々が使っていた現地語で「発見する/可視化する」を意味します。

source : NASA


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