地球温暖化に対するメタン影響評価は更に重く

最終更新 2016.03.09

近年の地球温暖化傾向は強く、2014年から2015年の世界の気温は1880年代の記録にさかのぼって、最も暖かいものとなりました。10年間の記録でも温暖化傾向は同じで、温暖化に影響を及ぼしていると数えられ、最も主要なものは二酸化炭素とされてきました。

他の温暖化ガスのひとつメタンは、大気中に占める割合が0.00018パーセント、二酸化炭素は0.039パーセントで、二酸化炭素の方がメタンの200倍以上存在します。二酸化炭素は100年もの間安定して残るガスであるのに対し、メタンは化学反応により、約10年以内に大半が消える物質です。

このことから、地球温暖化対策の最前線はメタンであるとも言えます。メタンの排出を今すぐ減らせば、今後20から30年は地球の温暖化の上昇を抑える効果が得られるためです。二酸化炭素の排出をすぐに減らしてもその効果はもっと後にならないと効いてきません。

メタンガスの量は世界的に数十万年もの間比較的安定していましたが、1750年頃から急速に増加し始めました。その理由は産業革命以来の人口増加、農耕の拡大と浪費、化石燃料の生産に起因しています。

ここ20年間、メタンの地球温暖化係数は二酸化炭素の同じ量の84-87倍とされてきましたが、ここ100年以上に亘り実際には更に28-36倍大きかったことが分かってきました。科学者達は温暖化の6分の1の要因はメタンであると主張してきましたが、更にメタンの影響は大きくなると考えられます。

source : NASA

SEDの関連記事


TOP