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冥王星の月シャローンは古代の海が残した爪痕か

最終更新 2016.02.22

NASAの冥王星探査機ニューホライズン(New Horizons)の撮影した冥王星の最大の月シャローン(カローンとも言う)の画像から、表面下にはかつて海を持っており、それが凍結して大規模なスケールでこの表面を伸ばし外部に押し出されたことが示唆されると、NASAは19日発表しています。

シャローンの表面にある火星のマリネリス峡谷のような跡は、中央の高低差をカラー化した画像でもわかる通り、この部分の高低差は約6.5kmにも達しています。

シャローンの外側の層は基本的に水の氷となっていますが、シャローンがまだ出来て間もなかった頃は、内部の放射性同位元素の崩壊熱により形成時の熱が保たれ続け、表面下の深い部分には氷が融けた海を生成するほど内部が暖かく保たれていた可能性があり、長い期間をかけて冷えた海洋が凍結して膨脹して外側の層を持ち上げて大規模な裂け目をもたらしたと考えられます。

source : NASA


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