宇宙技術開発株式会社

12日打ち上げに迫ったX線天文衛星

最終更新 2016.02.10

活動的な宇宙の観測は地上の天文台だけでなく、宇宙からの天体観測も、今やなくてはならない存在になっています。日本のX線による天体観測は、「はくちょう(1979)」、「てんま(1983)」、「ぎんが (1987)」、「あすか(1993)」、「すざく(2005)」と受け継がれてきました。この他に国際宇宙ステーションに搭載した「全天X線監視装置MAXI(2009)」も挙げられます。

日本のX線天文衛星アストロH(ASTRO-H)はこうしたX線天文の後継機で、最先端機器を搭載し2月12日(金)午後5時45分打ち上げられる予定です。
搭載されるのは、下記4つの高エネルギー天体観測のためのセンサーです。

  • 軟X線分光検出器(SXS:Soft X-ray Spectrometer)
  • 軟X線撮像検出器(SXI:Soft X-ray Imager)
  • 硬X線撮像検出器(HXI:Hard X-ray Imager )
  • 軟ガンマ線検出器(SGD:Soft Gamma-ray Detector)

世界のX線天文衛星にも軟X線、硬X線、ガンマ線など観測する電磁波の波長帯によって見えるものは違ってきます。軟らかい、硬いはエネルギーの高さに応じて付けられた呼び名になっています。

JAXAの特集ではいずれの機器についても、注目部分を紹介、SXIではこれまでのX線天文衛星に搭載されたCCDカメラの中で最大の38分角という広い視野の観測を実現しているなど要所が図解されています。


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