宇宙で植物が重力を知る仕組みは?

最終更新 2016.01.21

植物はどのようにどちらが上かについて知るのでしょうか。私たちはその重力との深い関わりや、光に向かって植物が伸びる特性(屈光性)の存在を知っていて、またそれらは地上でも見ることができます。しかし、宇宙の微小重力環境でどのようになるかについては、まだ研究は始まったばかりです。

欧州宇宙機関ESAの記事に紹介されているのは、国際宇宙ステーション上で育てられたヒラマメの若い根の部分の画像です。写真は種から芽生えた根の先端部をスライスしたもので、ISSのコロンバス実験棟で行われたこの研究では、31時間の微小重力環境と加重力環境下で768個の種を発芽させて約2500枚の画像を取得しました。

紫の点は、通常は重力で下の方に沈んでしまうアミロプラストと呼ばれるデンプンの粒です。この試料は、微小重力下の宇宙で育っているため、紫色のデンプンは細胞の中に浮かんだままです。

グラビ2(Gravi-2)における植物の微小重力に対する影響の実験結果が、ブログに定期的にアップデートされています。グラビ2の最初の実験では、植物が重力に気づく限界を、2番目の実験では、植物が成長する時にカルシウムをどのように取り入れるかについて調べています。

なお、日本では「きぼう」日本実験棟で、シロイヌナズナの重力感知メカニズム解明などの同種の実験を実施しています。

source : ESA


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