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スターダストのサンプルリターンから10年

最終更新 2016.01.19

2006年1月15日、米国NASAのスターダスト(Star Dast)は、2004年1月にヴィルト2彗星に接近した際取得したサンプルのカプセルを手に、地球へ戻ってきました。今年はその10周年にあたります。

回収カプセルは、太陽の周囲を3回、およそ木星までの半分の距離にあたる45億キロメートルを旅した後、秒速12.8キロメートルという速度で大気圏突入し帰還を果たしました。

持ち帰られたサンプルは、2日後に、ヒューストンのジョンソンスペースセンターに運ばれ保管されました。取得された彗星と星間ダスト粒子の小さなサンプルからは、その彗星が太陽系の形成の初期に作られた代表的なものであることが示されました。彗星の氷は海王星軌道よりも遠い冷たい地域で形成されましたが、彗星の岩石部は成分を揮発させるのに十分高温になるほど太陽により近い距離で形成されています。スターダストが採取したサンプルは太陽系形成前の粒子が含まれていることが放射性同位元素の比率から確認されており、非常にまれな粒子ということになります。

一方、カプセルを放出した後のスターダスト本体は、探査を続行し、次のテンペル1彗星を2011年2月15日に接近・探査しています。

source : NASA


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