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木星探査機ジュノーは太陽光発電航海の最遠記録を達成

最終更新 2016.01.14

2011年8月に打ち上げられたNASAの木星探査機ジュノー(Juno)は、2016年1月13日太陽光発電で宇宙を航海する機体として、最も遠くに達した記録を達成しました。今回樹立した記録は、太陽から約7億9300万キロメートルの距離でした。これまで、太陽光発電航海の最遠記録を持っていたのは、欧州宇宙機関の彗星探査機ロゼッタで、太陽から約7億9200万キロメートルの距離でした。ロゼッタは現在、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の探査を続けています。

ジュノーは、2016年7月4日に木星に到達する予定ですが、太陽から離れるに従って得られる電力も少なくなります。そのため太陽電池パネルの大きさも大きく、9mの長さの3枚の太陽電池パネルに18698個の太陽電池セルが設置されています。地球軌道での発生電力は14キロワットもありましたが、木星軌道での発生電力はわずか500ワットになります。

なお、ジュノーに先駆けて木星以遠を探査している8機の宇宙船は原子力発電ユニット(放射性同位体から生じる崩壊熱を電気に変換する仕組み)を利用しています。

ジュノーは木星到達後16ヶ月間のミッション期間を予定しており、太陽からの距離が8億3200万キロメートルと、太陽光発電航海の最遠距離を更新する予定です。

source : NASA


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