チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星表面での水氷の観測

最終更新 2016.01.14

欧州宇宙機関ESAの彗星探査機のロゼッタは、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に、一昨年10月に到着、昨年2015年8月13日には太陽に最も近づき水を含むガスを噴き出す様子を真近に観測しました。

彗星の主なガスである水蒸気は、彗星外殻の下から来ると信じられています。2014年9月~11月の期間に焦点をあてた最新の研究では、Imhotep地域の数十メートルにわたる2つの地域で可視光観測による水氷を含む明るい斑点の表れた部分を確認しています。

ロゼッタに搭載される赤外線観測装置VIRTISの観測では、彗星外殻は、暗い色で有機物豊富で乾燥しておりほんの少しだけ水分を含む物質で覆われています。その氷が現れている断崖壁ではデブリが落下しており、観測時の平均温度は摂氏-120度を示していました。それらの地域ではピクセル単位でサンプリングした 地域のおよそ5%に純粋な水の氷があることを示しました。それらの地域ではデブリが落ちて中心サンプリング地域のおよそ5%に純粋な水の氷であることを示しました。

この観測では2つの大きさの異なる氷の粒の集まりが確認されています。ひとつは数十マイクロメートル直径のもので、もう一つは約2ミリメートルサイズのものです。大きいサイズのものはより長い時間をかけて形成されており、時々起こる浸食により表面に露出します。小さいサイズの氷は互いにくっつきあって形成されたり、彗星が12時間で回転しているため、昇華した水が霜として降り、表面で再凝結することで形成されます。実験室での試験では放出された水蒸気の80%は塵の覆いを通って解放されることなく表面下に再び蓄えられていました。

source : ESA

関連リンク


TOP