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火星南半球の春に見られる季節的な地形

最終更新 2016.01.12

火星は酷寒の気候ですが、季節的な変動により、地表に面白い形も現れます。

紹介されている画像は2009年2月4日に、NASAの火星周回衛星マーズ・リコネッサンス・オービター搭載の高分解能カメラHiRISEが撮影したカタログ番号ESP_011842_0980の画像で、約1km四方の範囲を撮影したものです。画像中央は、火星の南緯81.8度、東経76.2度と火星の南極側に近い地域です。画像の撮影時刻は火星の現地時間午後4時56分で、太陽は地平線およそ12度の高さ方向からあたっています。

この模様は、地中の二酸化炭素の氷が溶けてガスになって噴出する際に、ダストも地表面に一緒に運ばれて落下することで噴出物が扇型になって見えています。この時期は、火星北半球では秋、撮影された画像は南極近い地域ですので、春にあたります。また、火星上の地形について昨年末のニュースでは、同じくHiRISEが2014年3月19日に撮影した火星の地滑りについても紹介されています。

source : NASA


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