宇宙技術開発株式会社

オリオンの初飛行ミッションEM-1の予定

最終更新 2015.11.30

オリオンの初飛行ミッションExploration Mission (EM)-1の予定が発表されました。EM-1搭載予定の米国の次世代輸送ロケットSLSの詳細設計審査CDR(CDR:Critical Design Review)は、8月初旬に始まり10月末に終了しています。

EM-1は、フロリダのケネディ宇宙センターの39B射点から打ち上げられる予定です。およそ3週間で数千マイルの飛行となり、月を超えて旅をします。飛行中は、通常の地球近傍の衛星で使う通信網から、深宇宙探査網を利用する通信に切り替えられます。

月の上空100kmに迫り6日間軌道に留まりますが、月から7万kmの距離まで離れるために、月の重力を利用します。オリオンで使われる欧州が開発したサービスモジュールは、月の重力に抗して地球へ戻るための速度増分を得るための推進力として利用されます。地球に戻り大気圏突入する速度は秒速11km、温度は摂氏約2760度に達する予定で、2014年暮れに実施されたEF-1試験飛行よりも厳しい条件となる模様です。

続いて初の有人飛行になるEM-2では、固有のシステム詳細設計審査が2017年秋に行われる予定になっています。

source : NASA