宇宙技術開発株式会社

地球温暖化に関する二酸化炭素の計測について

最終更新 2015.11.16

NASAは、OCO-2(Orbiting Carbon Observatory-2)衛星を利用して、現在地球温暖化ガスの計測を行っています。また、大気中での年間のサイクル分析を行い、今日、海・森林・陸域でどのように二酸化炭素放射の半分を吸収しているのか、科学者達は新しい考察を議論しています。

二酸化炭素は年間2ppmの増大を見せ、ここ40万年の中で一番高い400ppmに達しようとしています。二酸化炭素と同じく温室効果に寄与するメタンも、産業革命以前の2.5倍以上の排出量となっています。これらの産業活動より人為的に排出される炭素放射のおよそ半分が大気中にたまっていくことがわかってきています。

衛星の観測データでは直接ガスの排出、土地・海洋への吸収プロセスを見ることはできませんが、こうしたモデルの改良のために、地上データを含めスーパー高解像度コンピューターモデルとしました。記事に掲載されている3つめのアニメーションでは2006年の6月末の5日間のデータを使ったデータが掲載されています。海洋の炭素吸収プロセスが、海の温度を押し上げていることが植物性プランクトンの変化からもわかります。

また、二酸化炭素については、日本の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT(ゴーサット))の計測も進んでおり、16日付のJAXAのニュースでは、地上から上空までの「地球大気全体(全大気)」月別平均濃度が年々上昇しており、2015年5月に約398.8 ppm、7月に約398.2 ppmに達したことがわかりました。このまま上昇傾向が続けば、月別平均濃度・推定経年平均濃度ともに、2016年中に400 ppmを超える見込みと発表されています。

source : NASA


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