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南極氷面積今年もやや増大傾向

最終更新 2015.11.06

南極域を覆う氷の面積は、ここのところやや増大傾向を保っています。南極は従来冬を迎えている9月が、その氷の範囲が最大値を示す時期にあたります。

米国立雪氷データセンター(NSIDC:National snow and Ice Data Center)の10月15日発表では、今年最大値を迎えた日は10月6日とずれ込み、35年間の衛星観測観測史上最も遅かった2002年10月12日に継ぎ2番目に遅くなりました。冬の時期の氷の広がりは、観測史上16番目で、1981年~2010年の計測平均より12万平方キロメートル多い1883万平方キロメートルという記録になりました。

図1には、南極の周りに2015年10月6日の氷の観測が示されており、オレンジ色の線が1981年~2010年の計測平均の範囲となります。

図2には、1981年~2010年の計測平均と2011年からの観測値、計測の標準偏差を示していて、2013年や2014年の増大傾向より2015年はやや縮小しています。

1年ほど前の2014年10月のNASAの発表では、北極地域では1979年以来10年あたり4.3パーセントの面積減少、南極では10年あたり1.7パーセントの増大と試算してきました。

source : NSIDC


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