宇宙技術開発株式会社

火星は太陽嵐によって更に大気を失っている

最終更新 2015.11.06

火星大気は、太陽風により毎秒100グラムほど失われていることが、NASAの火星周回探査機メイブン(MAVEN)によって計測されています。太陽嵐の時には、こうした傾向はより強まります。また、研究者は更に昔の火星の時代、太陽活動が活発であった数十億年前には、宇宙へと失われた大気の割合は更に多かったと考えています。

太陽嵐の時、火星では持続的な強い磁場がないため発生しないと思われていたオーロラですが、惑星の大気を直接襲った太陽粒子がオーロラを発生させることがわかってきました。火星のオーロラについては、メイブンの5月の記事にも掲載されています。広範囲に観測される紫外線のオーロラが印象的です。

木星や土星などの強力な磁場のあるところではこうしたオーロラが発生すると考えられ、計測されてきましたが、火星のオーロラは太陽粒子が直接大気をたたき、地域的に存在する弱い磁場でも生じることが理論的にも示されました。ESAの記事では、マーズ・エクスプレス(Mars Express)のデータから整理した、磁場とオーロラの働きについて説明されています。

source : NASA


    関連リンク