宇宙技術開発株式会社

冥王星の月シャローンの組成を探る

最終更新 2015.10.30

7月14日に冥王星接近したニューホライズン(New Horizons)は、冥王星の最も大きな月シャローン(Charon:カローンともいう)の接近結果を地球に送り続けています。

2枚目のシャローンの全体画像は、7月14日のラルフ/リザ機器(Ralph/LEISA)のデータを合成したものです。分解能は5kmほどです。1枚目の画像と2枚目右の拡大画像は、高分解能カメラLORRIが同じく7月14日撮影したもので分解能は0.9kmほど、10月5日~6日に取得されました。LEISAの7月14日データは、10月1日~4日に取得されており、観測波長の2.2マイクロメートルのアンモニア氷の吸収帯のある部分が、画像上に緑色に着色されています。

この画像で写されているオルガナ(Organa)クレーターとスカイウォーカー(Skywalker)クレーターは、どちらも比較的新しい時代のクレーターであり、大きさも直径約5km、周囲の痕跡なども似通っていますが、アンモニア氷が多いという点が大きく異なるようです。

また、こうした構成は他に類を見ず、クレーターを超えて広がっていることから、シャローンの内部のアンモニア水のマグマが噴き出したとも考えられます。いずれにしても、シャローンの組成を説明するのに役立つかもしれません。

source : NASA