今年のエルニーニョとクロロフィルの分布

最終更新 2015.10.29

今年8月にはすでに発表となっていたように、赤道に沿った太平洋東部の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が2015年は顕著に表れています。米国海洋大気庁NOAAとNASAは、今年は典型的なエルニーニョ現象が強く現れており、1997年から1998年に現れたものに匹敵することを示しました。

エルニーニョの時には、貿易風が東太平洋で弱まって正常な海洋循環パターンを壊すため、西太平洋の高温地帯が東側にも残ります。それは海洋のクロロフィル量にも影響を与えます。

画像は、海表面上のクロロフィルの分布でもので、緑色の濃い部分がクロロフィル量が高い部分になります。上が2015年10月、下が2014年10月。このクロロフィル量は、NASAのアクア(Aqua)衛星搭載のモディス(MODIS)センサが取得したデータを基に作成されています。

同様の強いエルニーニョ現象が出現した1997年~1998年は、次の1998年~1999年に、逆に強いラ・ニーニャ現象が現れています。ラ・ニーニャの時には東西の貿易風が強くなり植物プランクトンを増大させ、漁量も増える傾向にあります。

source : NASA


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