銀河団は広域で同じような周辺組成?X線天文衛星「すざく」が明らかに

最終更新 2015.10.20

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)のAurora Simionescu(オーロラ・シミオネスク)研究員が率いる研究チームは、X線天文衛星「すざく」によるおとめ座銀河団の広域観測から、銀河団の内側から外縁部にわたって元素組成が一定であり、それは太陽系周辺の組成とほぼ同じであることを明らかにしました。

現在の宇宙には様々な元素がありますが、炭素よりも重い元素はすべて、夜空に輝く星の内部で、核融合反応によって生成され、星が死を迎えるときに宇宙空間にばらまかれたものです。

複数の組成とその組成比を「すざく」研究チームは二週間の長時間観測を行い、太陽半径(約70万km)程度の小さなスケールから銀河団サイズ(数百万光年以上)の大きなスケールまで、ほぼ同じ元素組成だと導き出しました。
米国天文物理学専門誌「The Astrophysical Journal Letters」オンライン版(2015.10.1付)に掲載されています。

source : JAXA