宇宙技術開発株式会社

キュリオシティ火星からの近況

最終更新 2015.10.05

NASAの火星探査ローバーキュリオシティ(Curiosity)は、ドリルによる火星表面の土のサンプル分析を続けていますが、現在8個目で6.5cmほどの穴をあけ取得した「ビッグ・スカイ」とラベリングされたサンプルを分析中で、次の掘削地点へ向かう予定になっています。

写真は、8個目の掘削後、2015年9月29日撮影されたシャープ山中の風景です。手前がキュリオシティの約3kmほど離れた地域にあたり、酸化鉄がふんだんな尾根が広がっています。サンプルはサンプル分析器SAM(Sample Analysis at Mars)と、X線鉱物回析装置CheMin(Chemistry and Mineralogy X-Ray diffractometer)で実施されています。

シャープ山はゲールクレーター中央にある浸食山で、クレーターが堆積物で埋まったあと浸食されてできた地形で数十億年かかって形成されたと考えられています。正面の奥の丘も長年の風食を受けた形とされています。

なお、現在キュリオシティは、シャープ山の低い尾根にいて、約1年前にシャープ山の麓に到着し、徐々に山麓を進んで分析を進めており、この写真を撮影した2週間ほど前には、もっと高い位置からの写真を撮影しています。

source : NASA