宇宙技術開発株式会社

欧州の2つの将来の地球観測ミッションに関するディスカッション

最終更新 2015.09.17

ポーランドのクラクフで9月15日と16日行われた、欧州宇宙機関ESAの将来地球観測ミッション アース・エクスプローラープログラムの8番目のミッション選出にあたり、フレックス(FLEX)カーボンサット(CarbonSat)に関するミッション概念の説明とその長所について議論がされました。

カーボンサットは、温室効果ガスとして気候変動に重要な要素である二酸化炭素およびメタンの検出を行うミッションで、軌道高度など、まだコンセプトも流動性があるものです。メタン観測幅240キロメートル、分解能6平方キロメートルと、他のENVISATやMetOp衛星などの欧州観測、日本のGOSATおよびGOSAT-2衛星と比較しても観測幅を狭く分解能を上げています。

二酸化炭素に関しても現在稼働しているNASAのOCO-2が観測幅10.6キロメートル、分解能2.9平方キロメートル、日本のGOSAT TANSO-FTSは観測幅520キロメートル、分解能85平方キロメートルまでと比較し、観測幅240キロメートル、分解能6平方キロメートルと想定されています。

FLEXは植生による植物の炭素収支と水循環に関するデータを収集するため、センチネル3号(Sentinel-3)衛星の搭載するセンサと連動した観測で取得した放射の較正を行うもので、高精度DEM作成を行うテラSAR-X(TerraSAR-X)とタンデムX(Tandem-X)のフォーメーションのような挑戦的試みです。今回の議論を踏まえ11月18、19日の会議で決定予定です。各衛星に関する資料は下記ESAページで公開されています。

9月15日(火)

  • 挨拶(日本時間午後3時45分~)
  • カーボンサットについて(日本時間午後4時~午後9時15分)
  • フレックスについて(日本時間午後9時15分~16日午前1時)

9月16日(水)

  • 2候補に関するディスカッション(日本時間午後4時~5時30分)
  • ディスカッションまとめ(日本時間午後6時~7時)

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source : ESA


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