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ニューホライズン挑戦に至る苦労

最終更新 2015.07.03

NASAのニューホライズン(New Horizons)探査機は、今までどんな宇宙機も挑戦したことがない冥王星の接近探査(7月14日最接近)に挑んでいます。それまでの道のりは、多くの人の協力と長期間に亘る努力に支えられてきました。

ニューホライズンは、2001年の6月にプロジェクトとして認定された後、地球から47.6億kmもの彼方に向かう旅路を可能とするだけの、パワーを持った打ち上げロケットを模索・準備が始められました。

約450kgのニューホライズンを打ち上げるため、アトラスVロケットに5本の固体ブースターを加え、推進力の強いセントール上段を採用。それでも推進力が足りないため、デルタIIロケットの上段で使われるロケットも追加されました。本プロジェクトの調整に関するミーティングは、通常の30-40人をはるかに超える100人に達することもあったということです。

射場では、2005年10月24日にフロリダを襲ったハリケーンの強風により、ロケット組み立て棟のドアが吹き飛び、固体ブースター1本に破片がぶつかったために交換するなど回復作業に努め、2006年1月19日に打ち上げられました。

この時の打ち上げ機会も23日間と次の2007年2月のバックアップ機会を逃すと、また5, 6年はミッションを延期しなくてはならないスケジュールでした。2007年の木星接近で十分に速度を上げることができたことが今回のミッション継続につながりました。

source : NASA


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