宇宙技術開発株式会社

火星最初の飛行にプラントル・エムなるか

最終更新 2015.07.01

鳥のようなユニークな機体のプラントル・エム(Prandtl-m)は、火星上空を最初に飛行する無人航空機としてNASAの2022年~2024年に計画される火星ミッションに相乗りする小型ペイロードとして提案されています。

この機体は3Uキューブサット(1Uキューブサットは1辺が10cmの立法体で、重さは1.3kg以下。3Uサイズはそれを3個つなげた30cmの長さとなる)の内部に折り畳まれて空中に放出される構想で、火星上空600メートルほどを約10分間飛行し32kmの範囲を探査することができる計画です。ローバーの着陸地点探査などにも有望視されています。

今回プラントル・エム機のために、気球による上空30kmから放たれる高高度試験が今年末に実施される模様です。設計には夏に実施されるコミュニティカレッジの学生の参加など、教育的ミッションとしても取り扱われます。2回の気球による試験とその後のサウンディングロケットによる試験を経て実現される予定です。

1回目の飛行で小型カメラかこう高度放射計のどちらかを搭載予定、2回目は来年夏に行われる計画です。成功すれば高高度気球により135kmほどから放たれ、33-35km上空付近で火星表面を滑空しているような状態に近づく次の実験の機会があるかもしれません。

source : NASA