ロゼッタミッション計画は新たな局面へ

最終更新 2015.06.25

欧州宇宙機関ESAは、6月23日に現在67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を周回中のロゼッタ(Rosetta)ミッションを、2016年9月まで延長(当初計画は2015年12月末)することを正式に決定しました。

2015年8月13日に太陽に最接近前後の活動を観測するとともに、太陽から少し離れてから、ロゼッタを再び彗星核に近い軌道に移動させる予定です。その際は、着陸機を再び視認することができるかもしれません。ロゼッタは最後のチャレンジとして彗星表面の着陸を試みる予定。

また、24日のロゼッタの高分解能カメラや望遠カメラのデータを用いて、実験室再現を行った新しい報告も行われています。報告では、2014年8月に彗星10km以下高度に近づいた撮影から、数メートルサイズの明るい点が数百捉えられ、それが氷であると明らかにされました。

2014年9月の撮影からは、他の暗い表面より10倍も明るい領域が120ほどあることもわかりました。明るい部分には数十メートルから数メートルの大きな岩が含まれていて、近くの白く明るい部分は、二酸化炭素や一酸化炭素が凍ったものではなく、水でできた氷であると考えられます。

実験室の再現では、二酸化炭素などのドライアイスの方が早く蒸発し、水の氷が解け残り、再び冷たくするとその表面が薄く塵で覆われたため、彗星表面と同じように暗い色に見えることがわかりました。同じ実験では、大きな塵粒や塊は表面から持ち上がり、移動して、下の氷表面を明るく点在させる結果となりました。彗星表面の暗い部分も、実は表面が塵などで覆われ暗くなっている氷があると類推されます。

source : ESA


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