宇宙技術開発株式会社

2001年から働くベテラン火星探査機が撮影する火星

最終更新 2015.06.22

マーズ・オデッセイ(Mars Odyssey)は、2001年10月23日から火星軌道入りしたベテランの探査機です。2015年6月23日には実に6万回の火星軌道周回を達成します。また、火星探査機としてもっとも長く稼働しているという記録をずっと保持し続けています。

マーズ・オデッセイ、は火星広範に水が分布していることを初めに突き止めました。現在活躍中の火星探査機キュリオシティ(Curiosity)や、その前に高緯度地域に降りた探査機フェニックス(Phoenix)などの着陸時も通信リレーを実施したことでも有名です。火星表面の科学組成・鉱物量を観測し、2006年には100m解像度の火星モザイクの作成や、将来人類が火星に行くための放射線環境リスクを特定するなど成果をあげてきました。

燃料がまだあることもあり、マーズ・オデッセイは新しい軌道への軌道調整が実行されつつあります。今まで火星表面を太陽が午後あたる撮影が可能な午後軌道にあったのですが、太陽が朝の時間帯に当たる午前軌道に傾斜角変更を進めています。午前中の火星表面の方がよりヘイズの載らないはっきりとした画像になることが期待されています。

搭載している熱放射画像システム(THEMIS:Thermal Emission Imaging System)では、今までに可視画像208,240枚の熱赤外画像188,760枚を取得しています。

また、ガンマ線分光計(GRS:three-instrument Gamma Ray Spectrometer)では、惑星上の水素善良や表面化の水を調査・検出しています。マーズ・オデッセイは、2016年の次期火星探査機の着陸ミッションのリレー通信も引き続き予定されています。

source : NASA


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