宇宙技術開発株式会社

終了したビーナス・エクスプレスが解明した活動する金星

最終更新 2015.06.22

欧州宇宙機関ESAの金星探査機ビーナス・エクスプレス(Venus Express)は、昨年末に金星大気圏突入しその生涯を終えました。(2014年5-6月頃から最後のエアロブレーキング実験や軌道噴射で高度を上げるなどを実施、11月末の噴射後、連絡が途絶えがちになりミッションを終えたとされています。)

金星は、地球と同じような組成をもっていると思われますが、その厚い大気から表面の様子ははっきりとわかってきませんでした。しかしビーナス・エクスプレスのレーダ観測から、古代の溶岩の流れた跡や火山のある世界であることが明らかにされました。

その表面が明らかにされた後も、火山活動が未だ活発であるのかについてはすぐにはわかりませんでした。そのため様々な波長を用いた計測が続けられ、火山性と思われる赤外線放出、火山性ガス排出マップなど研究成果が公開されてきました。

そして、今回火山活動と目される4か所のホットスポットを識別・解明しました。VMC観測によれば雲によりぼやけてはいますが、金星大気の平均気温は摂氏480度ですが、目的地A付近では、1平方kmあたり摂氏830度となっていることがわかります。2008年6月22日と24日の火山性ガス計測、温度の計測結果を見ることができます。

source : ESA


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