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ESA小惑星探査機ロゼッタの着陸船フィラエの復活その後!

最終更新 2015.06.15

日本時間6月14日(日)午前6時28分、欧州宇宙機関ESAは、電力不足から安全モードに入り通信が失われていたチュリモフ・ゲラシメンコ(67P/Churyumov- Gerasimenko)彗星に着陸した小惑星探査機ロゼッタ(Rosetta)の着陸船フィラエ(Philae)からの信号を受け取りました。

ドイツ宇宙機関DLRの着陸船管制センターで300パケット以上のデータが解析されています。DLRのフィラエプロジェクトマネージャは、フィラエは摂氏マイナス35度の環境で24W発電可能な状態であると説明しています。

3月頃からフィラエの機体への日照環境が良くなりついに6月14日(欧州では13日)通信リンクが85秒間ほど復活したものです。現在の日照条件は13Wから24W発電レベルに増大し、送信機起動には19Wが必要とされています。

次回の通信および解析が待たれますが、8000パケット以上のデータが依然フィラエのメモリー内に残っているものと思われます。フィラエは昨年から現在まで同彗星を接近探査しているロゼッタ(Rosetta)の着陸船で、先に通信が失われたのは着陸後間もない2014年11月13日で211日間前。彗星は8月に向け太陽にもっとも近づきます。

また、5月22日にVLT(Very Large Telescope)/FORS2で撮影されたチュリモフ・ゲラシメンコ彗星の画像が公開されています。彗星の尾は12万kmに亘って伸びている様子が確認できます。400km/pixel程度の分解能の画像となっています。

現在ロゼッタは、日本時間17日午前8時35分までの計画はアップロード済で、24時間に2回の通信スロットが確立でき、高度200-235kmを12時間で1回彗星を回る軌道を取っています。フィラエデータ取得のため今後計画変更の可能性はあります。

source : ESA


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