ロシアプロトンロケット他状況

最終更新 2015.06.04

ロシアのプロトンロケットに関して、ロシアROSCOSMOSの5月29日付記事で調査報告が公表されました。事故調査委員会(ROSCOSMOS、ロシア国防省、産業界の部門長の代表から成る)によるロケット製造過程の調査結果は、5月16日に打ち上げのプロトンロケットの失敗は、第3段姿勢制御用エンジンのターボポンプ回転のバランスが崩れて、振動が増加したことによるとのこと。

原因は高温環境下の材料特性の劣化のためで、装置のバランスも不完全だったとされています。改善点として、「ターボポンプのローターシャフトの材質の変更」「ローターバランス設定技術見直し」「メインエンジンからの火炎が姿勢制御用エンジンに影響を与えないよう改良を行う」等が挙げられています。インマルサットなど次のプロトン打ち上げ日についてはまだ公表されていません。

一方、4月28日のソユーズ2.1aロケット打ち上げで無人補給機プログレスが損傷したのは、ロケット第3段との異常な分離により、双方の問題が引き起こしたトラブルとのこと。ソユーズ2.1aロケットに搭載する他の宇宙機との運用制約はないとされ、6月9日にプログレスおよび有人飛行プログラムの予定を決めると6月1日に発表されました。


TOP