木星の月エウロパミッションの搭載科学装置の選出

最終更新 2015.05.27

木星の周回観測は、探査機のガリレオが2003年に8年間の観測に終止符を打ち、以来、ユリシーズ、カッシーニ、ニューホライズンの接近探査の他は、定常的ミッションが不在となっています。

2011年に打ち上げられたジュノー(Juno)は2016年7月から木星探査の開始を予定していますが、2020年の打ち上げ予定であるジュース(JUICE)ミッションでは、木星の月エウロパ観測に必要な搭載機器に関する精査を実施していました。

エウロパは、先の探査により、大きさは地球の月ほどながら、凍った地殻の下に大規模な海を抱えている豊富な水を持つ天体であることが期待されています。これから更にその構造を始め、多くのことを調査しなくてはなりません。33の提案のうち選出された装置は以下の9つです。

  • エウロパの周囲のプラズマ流を計測して氷の厚さや海洋の深さや塩分を決定していくために役立つ磁気観測装置
    (PIMS:Plasma Instrument for Magnetic Sounding)
  • PIMSの磁気観測と利用する必要がある磁気測定装置
    (ICEMAG:Interior Characterization of Europa using Magnetometry)
  • その分布をマッピングする
    (MISE:Mapping Imaging Spectrometer for Europa)
  • 狭視野カメラ
    (EIS:Europa Imaging System)
  • 外皮部分の特徴的な観測を行う二周波レーダー
    (REASON:Radar for Europa Assessment and Sounding Ocean to Near-surface)
  • エウロパから立ち上る水プルームの解明を行う
    (E-THEMIS:Europa Thermal Emission Imaging System)
  • 表面組成と海洋組成を解明するためのマススペクトロメータ
    (MASPEX:MAss SPectrometer for Planetary EXploration)
  • プルームや希薄大気を計測する紫外線分光装置
    (UVS:Ultraviolet Spectrograph)
  • エウロパへの低高度の接近飛行により直接サンプル分析など微小粒子などの計測を行う質量分析器
    (SUDA:SUrface Dust Mass Analyzer)

source : NASA


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