欧州の小惑星衝突ミッションAIMの進捗

最終更新 2015.05.22

欧州宇宙機関ESAの小惑星ミッションの小惑星衝突ミッション(AIM:Asteroid Impact Mission)は、2020年10月に打ち上げを予定しており、2022年5月に小惑星ディディモス(Didymos 直径800mの主星を170mほどの月が回っている。)への接近を計画している国際協力ミッションです。新しいビデオも公開されていますので、ミッション全貌をご確認ください。

ディディモスは、楕円軌道を描いて太陽を周回していますが、2022年には比較的地球から近い1100万kmの距離にあります。AIMにはDLRが開発する着陸船マスコット2号(MASCOT-2:Mobile Asteroid Surface Scout-2)が搭載され、接近後ディディモスに降ろされます。

次に同乗している2機の超小型衛星(CubeSat)が、ディディモスの月の科学観測データを収集するため切り離されます。今年3月初期設計フェーズに移行し、運用システム他の概念設計を開始しており、15か月の取り組み後に中間報告が行われ、その審査結果が2016年11月に正式にESAの理事会に提出されるスケジュールとなっています。

米国側の宇宙機DART(Double Asteroid Redirection Test)は、ディディモスの月に体当たりする予定です。AIMには、可視・熱画像装置やレーダーマッピング装置が搭載されています。

先の2機のキューブサットも加え、AIMの搭載装置を使った観測モニタリングで、衝突の様子やクレーター、その結果変更された月の軌道についてなど、様々な側面から解析されます。AIMは大通信容量の双方向光通信を、深宇宙探査ミッションで実施する予定で、着陸船も含めたデータはアフリカのスペイン領テネライフのESA局へ降ろす計画となっています。

source : ESA


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