宇宙技術開発株式会社

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星には磁場が観測できず

最終更新 2015.04.15

欧州ESAの彗星探査機ロゼッタ(Rosetta)は、67Pチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を周回しており、8月13日に太陽に最も近づきます。

ロゼッタミッションの着陸機フィラエ(Philae)は磁気圏計測装置ROMAP(Rosetta Lander Magnetometer and Plasma Monitor)、ロゼッタ自身はRPC-MAG(Rosetta Plasma Consortium suite of sensors)の一部となる磁力計を搭載しており、磁力を計測することができます。

2014年11月12日に着陸機のフィラエが展開したことをRPC-MAG装置は確認しており、その後のROMAPとデータと光学センサカメラのOSIRISやCONSERT装置のデータなどよりフィラエ着陸時の状態は把握することができました。

バウンドして着陸したフィラエのROMAPが取得したデータを解析すると、その高度や位置による変化は認められず、彗星自身は2nT以下という地上であれば小さな粒も持っているような磁気が検出できず、ほとんど磁界を持っていないことがわかりました。PRC-MAGとROMAPの検出したデータの他、最新の着陸機フィラエの探索状況も紹介されています。

フィラエは摂氏-45度、19Wより多くの電力が得られる状況になれば、再度スイッチが入る設定で、上手くいけば4,5月のスイッチオン、5~6月に通信復旧が期待されています。


    関連リンク