宇宙技術開発株式会社

NASA環境に配慮した航空技術の取り組み

最終更新 2015.04.03

NASAでは、航空機の燃料消費を減らすことを目的に、エコデモンストレーター(ecoDemonstrator)と呼ばれるボーイング757航空機で2つの実験を実施する予定です。

エコデモンストレーラーには、垂直尾翼や翼の前縁への虫の死骸の付着を防止し、抵抗を減らすことで周囲の大気の流れをスムーズにするためのコーティングが行われている他、小さなジェット気流を噴射するための31個の装置が取り付けられています。

航空機の垂直尾翼は特にエンジンの問題があった場合離陸、着陸時の安定や方向制御に重要ですが、高度を上げて巡航する際には必要ない代物となります。そこで小さなジェットを噴射することで小さな垂直尾翼でも十分だということを実証し、空気抵抗と重量を削減して、燃料消費を減らすことを目的としています。

地上での風洞試験では、この噴射制御により側方の力が20-30%増えることが確認されています。この力があれば垂直尾翼を17%小さくすることができ、燃料消費を0.5%削減できます。

1つ目の実験ではシアトル周辺で9回の飛行が計画されており、様々な噴射により垂直尾翼や舵に生じる力を計測します。2つ目の実験ではルイジアナのシェバーポート周辺で5つの異なるコーティングの評価のため15回飛行を実施します。

こびりつきについては周囲の大気の流れを乱す原因となっています。最初は実験の比較のためコーティングを使わないものとされます。研究では抵抗の低減では6%の燃料消費の削減ができるとされています。

source : NASA


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