宇宙技術開発株式会社

宇宙望遠鏡から見つけにくい地球近傍の脅威を検出する

最終更新 2015.03.27

3月16日のニュースで小惑星ハンタープログラムの紹介を行いました。ここで小惑星データとして使われているデータにNASAの「ネオワイズ(NEOWISE:Near-Earth Object Wide-field Survey Explorer)」ミッション取得データがあります。

「ネオワイズ」は、もともと2009年12月に打ち上げられた宇宙望遠鏡「ワイズ(WISE:Wide-field Infrared Survey Explorer)」が基本ミッションを終えた後、2013年12月に冬眠状態を解除、再命名され地球近傍物体観測にわりあてられたもの。もともと中間赤外線~遠赤外帯で観測を行い暗い天体検知を得意とします。

NASAが2018年打ち上げ予定の「ジェームズ・ウェブ望遠鏡(JWST:James Webb Space Telescope)」や日本が2022年打ち上げ予定の「次世代赤外線天文衛星(Space Infrared Telescope for Cosmology and Astrophysics)」も暗い天体を見つけ易い遠赤外をカバーするよう設計されています。

「ネオワイズ」は、最初の1年で250万もの画像を得て1万以上の太陽系システムのデータを検出。その中には新しい129の太陽システムと未発見の39個の地球近傍の物体が含まれています。暗い小惑星を見ることができるため、可視光望遠鏡と協力して観測に当たり、大きな成果を得ることが期待されます。

特に宇宙望遠鏡は太陽方向の軌道から地球に接近する物体を検知でき、地上望遠鏡が夜側しか見ることができない点をカバーできます。ネオワイズが観測した数百万のイメージはオンラインで公表されています。

source : NASA


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