月以遠の輸送を念頭にしたジュピターの開発

最終更新 2015.03.16

NASAの商業補給機CRS-2(Commercial Resupply Services 2)として多目的貨物輸送機「ジュピター(Jupiter)」が、提案されました。ロッキードマーティン社が宇宙機用に衛星バスを提供し、カナダのMacDonald Dettwiler Associates (MDA)社がロボットアームを提供、イタリアのThales Alenia Space社が与圧モジュールエグゾライナー(Exoliner)を製造するコンセプト。

ロボットアームはISSに搭載中のカナダアームの派生、エグゾライナーはESAの無人補給機ATVの派生開発品。ジュピターは、ロッキードマーティン社が提供している火星周回機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)やメイブン(MAVIN)、木星探査機ジュノー(Juno)、2016年打ち上げ予定の小惑星サンプルリターンのためのオシリス・レックス(OSIRIS-REx)で使われているデザインを基に製造される予定です。

アトラスVロケットで、与圧貨物と曝露貨物の双方を搭載可能なエグゾライナーを打上げ、軌道上のジュピターとランデブー、ジュピターのアームで貨物船を把持しISSと結合します。

貨物セクションは廃棄物を搭載しISSから分離すると、大気圏に再突入します。将来的に月や火星のミッションも念頭にした補給を担い、エグゾライナーは2倍の容積が運べるようになります。宇宙機ジュピターの名前は、アメリカ大陸横断鉄道のSLの名前にちなんでおり、同様に太陽系内の探査に関する主要な輸送手段となることが期待されています。

source : ロッキード・マーティン社


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