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火星の水による浸食地形

最終更新 2015.03.13

火星表面は気を付けて観察すると様々なことがわかります。参照されている画像は、欧州宇宙機関ESAの火星周回探査機マーズ・エクスプレス(Mars Express)が2014年11月19日に撮影したものです。

比較的滑らかな北部の低地(1枚目の画像右方)と衝突クレーターの多い南部の高地(左方)で形成されており、シドニア・メンサエ(Cydonia Mensae)と言われる場所です。北緯38度、東経353度地点で、大きく境界を分けられています。一連の高解像度データから、水などによる浸食地形としても知られています。一帯は古代の海、あるいは湖だった部分で、後に厚い溶岩や土砂が堆積し、それらが長い期間をかけて水の流れで浸食され、谷や岩石形状を穿ったものと考えられています。

1枚目の画像中央の衝突クレーターは15kmほどの幅で、クレーター縁から噴出物が流れおちたような形状を残しています。2枚目の画像は北を上にした画像で、他の画像はシドニア・メンサエ近辺の狭い地域、北を右にした画像となっています。シドニア・メンサエ近辺の高度差は1,500mほどです。

source : ESA


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