宇宙飛行士の肺をISSのエアロックでテスト

最終更新 2015.03.11

ISSのエアロックが3月6日に初めて研究目的で使用されました。エアロック内の気圧は30%下げられ、標高3,000mの山に相当する気圧となる中で肺の空気成分の計測が行われました。

呼気の中には窒素酸化物が含まれており、窒素酸化物はたばこの煙や車の排ガス中にもありますが、体内では血管の調節や、抗菌物質として働いています。この窒素酸化物濃度をモニタすることにより、肺の炎症やぜんそくの診断に役立てることができます。

地上ではホコリは掃除機をかけたり、布で拭けば綺麗になりますが、無重量環境下ではホコリは浮遊して動き回るため、眼や肺を刺激しやすくなります。

また月や火星のダストは尖っているために、肺に入れば有害になります。このAirway Monitoring実験はこのような状態をモニタするために行われており、この迅速かつ簡単な検査方法が確立すれば、地上のぜんそく患者にも福音となります。

source : ESA


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