宇宙技術開発株式会社

ESAは深宇宙探査もキューブサットでの試みで貢献か

最終更新 2015.02.27

ESAは小惑星探査機と着陸船とキューブサット2機から成るAIM(Asteroid Impact Mission)を2020年に打ち上げることを検討しています。ESAでは小さな企業や大学などでも手頃に試すことができるキューブサットを、宇宙産業の技術発展のための突破口としたい考えです。

AIMは、可視・熱画像装置やレーダーマッピング装置を搭載し、国際的な小惑星危険除去の取り組みミッションであるAIDA(Asteroid Impact & Deflection Assessment)への貢献とします。来月から予備的設計フェーズA/Bが始まり、2022年に地球に近づく小惑星Didymos(直径800mの主星を170mほどの月が回っている)を目指します。

NASAの小惑星軌道変更用宇宙機DART(Double Asteroid Redirection Test)が機体をぶつけて軌道変更する時もAIMがそのモニタリングを実施するでしょう。AIMは、大通信容量での双方向光通信実験行う予定であり、宇宙機と着陸船のデータをアフリカのスペイン領テネライフのESA局へ降ろす計画です。このデモンストレーションの実施により、NASAでは将来のラグランジェ軌道からの大容量データ通信やフォボスや火星サンプルリターンや地球近傍を超えた有人ミッションでの利用を期待しています。

source : ESA