宇宙技術開発株式会社

ATV-5自身の撮影はならず

最終更新 2015.02.23

日本時間2月15日(日)午前3時4分頃に分解し12分頃南太平洋上に落下した欧州無人補給機最後のATV5号機ジョルジュ・ルメートルですが、 回収されたBUC(Break-Up Camera)からはデータは送られてきたものの、残念ながら画像は失われたようです。

システムは正しく稼働すれば撮影した画像数(約6,000)の情報や加速度計、磁力計、回転数、温度データを含むはずでした。しかし、搭載されたSATCOMシステムの通信は、ATVが壊れ始めて4分後の午前3時8分まで初期のデータ受信のみできており、イリジウム衛星に接続し少なくともSatcom球体内部の温度が適度でありつづけたなどのメッセージが得られています。その後正常作動できず画像などが受信できなかった原因は調査中で、将来、予備のデータ中継手段を用意するなど改良の必要性を検討しています。

今回のカメラとカプセルは、スイスのRuag社が開発しました。耐熱シールドはドイツのDLRが提供、ソフトウェアはスイスの ETH Zurich が、アンテナと電子機器はスイスのViasatが、バッテリはデンマークのGomSpaceが提供しています。

source : ESA