海洋分野への利用

海洋分野への利用

 SEDは海洋分野への地球観測衛星データの利用を積極的に提案します。海洋の関係者は、古くから衛星データの利用を行っており、既に現代的な船舶は衛星通信機器を搭載し、気象観測データおよび海象観測データをFAXやネット受信できる時代になっています。海流条件などは既に公的機関や船舶会社の海洋船舶の燃料削減コースの検討にも利用されています。更に、中高分解能の地球観測のデータは、雪氷データや漂流物における監視についても威力を発揮しています。
 漁場や海の環境の把握、海の表面のデータはその多くを衛星データで担っています。日本でも、海の表面の温度、海高、海流などの他、海色から植物性のプランクトンの含有を解析していく仕組みを整えられています。また、2011年6月にNASAの打ち上げたアクエリアス(Aquarius)衛星では、海の塩分濃度を計測することができます。
 更に、可視光だけでなくレーダ(SAR)を使うと、比較的頻度の高い昼夜のデータを得ることができます。2時期を色分けして表示し、港湾情報と共に利用することにより、海上の人工物の動きを把握することが可能であり、港湾管理や海上監視にも役立ちます。
 海洋環境の把握や変化抽出について、多くのデータを衛星画像データから得ることができます。
 これからは、海洋においても、総合的な利用に役立つ衛星データ紹介およびシステム提案をしていこうと考えています。また、既存のシステムグレードアップについてもお役に立てるよう、努力していきたいと考えます。
 これからもクイックバード・イコノス・スポット・だいちをはじめとする高分解能・高解像度の様々な衛星データを活用して参ります。レーダ(SAR)における活用についても推進の促進をして参ります。