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環境・教育分野への利用

環境・教育分野

地球環境は刻々と様相を変えています。大切な地球を守っていくために、SEDでは地球観測衛星データを役立てていこうと考えています。 身近な街の環境を知る活動や緑地における研究に衛星画像データを利用しています。

また、グローバルな研究解析に必要な広範囲の経年データについても紹介できる経験を持っています。二酸化炭素収支における調査検討への利用、タンカー事故やパイプライン破損などによる原油の広がりなどについても、衛星データを調査やモニタリングに利用することが可能です。 地球規模の気温の変動や海温の変動についても、衛星ならではのモニタリングデータを取り扱うことができます。

日本と海外の公開情報を中心に、簡単にまとめたページも紹介しています。
→衛星画像データガイダンス「海洋・環境・気象のグローバル変化について」

情報教育の観点からの利用も可能です。

鳥瞰を利用した海外考古学データへのご利用例

「鳥の目で遺跡を見ろ!」考古学者を目指していた学生時代に、先輩から受けた教えである。
遺跡構造の把握と同時に、調査計画の作成や周辺環境を知るため、考古学では鳥瞰という視点が重んじられてきた。近年その目は「鳥」から「衛星」へと変わった。私のフィールドはモンゴル。広い大地を見渡すのに衛星画像はとても役立つ。
私と衛星画像の付き合いは、もう20年以上になる。モンゴルには不毛の乾燥地が多く、考古学に向かないイメージだが、それは誤解だ。じつは遺跡の宝庫である。しかも、何万年間という人類の営みが、埋まることなく地表に露出している。衛星画像は既知の遺跡を調べるためだけでなく、未知の遺跡の発見にも活用している。その場合、高解像度の画像が大きな威力を発揮する。たとえば、モンゴル帝国時代の墓は直径3mと小さく、山の急斜面にひっそりと築かれ、地上からは見つけにくい。ところが、高解像度画像には面白いようにハッキリと見える。こうして発見した中には貴婦人や有力武将の墓もあった。研究の進展に大いに貢献している。所在不明のチンギス・ハンの墓も見つかるかもしれない。
衛星画像は私の研究にとってマストアイテムになっている。(文:新潟大学 白石教授)

道路管理事例
(新潟大学ご提供)

環境変化自動判別

2時期のデータの違いを更に解析することによって、一定期間にどのように土地の利用方法や周囲の環境が変化したのかを把握することができます。 下図に示すのは、SEDで開発した「環境変化自動判別」の事例です。TERRA衛星のASTERデータを利用した解析事例です。


(Click to enlarge the image / クリックして画像を拡大できます)

緑地の把握

自分たちの街にどの位の緑地が残っているのか知りたいと思うことはないでしょうか。 下の図は、衛星データを解析することにより、緑の多い地域と少ない地域を町ごとに色分けしたものです。衛星データを利用することにより、従来の方法より容易に、こうした緑被率(りょくひりつ:植物が地表を被っている割合)マップを作成することができます

衛星画像データを利用すると、目に見える波長以外のデータも使えます。緑地としての判断は、単に緑色の植物らしく見えるものを緑地として判断するのではなく、人口芝と本当の緑地の違いを区別することができます。
→衛星画像ガイダンス「良くみかける映像へ可視化する」

過去のデータや、違うデータを比較することにより、街路樹の様子、屋上緑化、街の開発の変遷などを広い視野で見ていくことも可能です。

地域の環境保全

里山の状態の把握、野山の獣害、湖沼の水質、海岸の状態やサンゴ礁分布の把握など、地上だけで容易に全体を見ることのできない場合、定期的にモニタリングが必要な場合などに、衛星画像データは役立ちます。

環境教育・情報教育への利用

SEDでは「地球観測衛星データを利用した教育業務を多く手掛けています。 「総合的な学習の時間における地球観測衛星データを利用した環境教育の実施」を目標とし、地球の環境把握から地球環境問題へのアプローチ等へと多岐にわたるテーマを設定し、総合的な学習の時間を対象に、情報教育、体験学習等を組み込んだ環境教育の教育カリキュラムを提案・サポートしております。 自分たちの街の変遷を知るというプログラムについても、歴史や地理的条件からの観点の説明に利用できます。
近年では昔からの蓄積データが豊富であり10年、20年、30年の昔のデータと比較しながら学習を進めることができます。

また、グローバルな環境変化について、研究・学習を進められる無償データも揃っています。アマゾンの熱帯雨林の推移や、エル・ニーニョやラ・ニーニャ現象についても、JAXAやNASAの解析結果を基に説明をいたします。
実費(印刷物・講師派遣などご要望によりアレンジいたします)のみでのご相談承ります。

  • 身近な環境の変化
  • 海の環境の変遷(温度と海流)
  • 極域の氷の変遷
  • オゾン層の変化 等
お勧めの本
書名 宇宙から地球を診断する
著者・訳者名・編者 著者 : 岩田 勉
編者 : 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
出版社名 SCC(定価1260円)
初版または発行年 初版 2010年3月

SEDはこれからもプレアデス(Pleiades)ジオアイ(GeoEye)ワールドビュー(WorldView)クイックバード(QuickBird)イコノス(IKONOS)スポット(SPOT)だいち(ALOS)ラピッド・アイ(RapidEye)などをはじめとする高分解能・高解像度の様々な地球観測衛星画像データを活用して参ります。コスモ・スカイメッド(Cosmo-Skymed)をはじめとするレーダ(SAR)の活用についても促進をして参ります。