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防災・災害復興分野への利用

防災・災害分野

SEDは防災・災害分野への地球観測衛星データの利用を積極的に提案します。 近年、過去に例がないほどの雨や風による被害(土砂崩れ、竜巻・突風被害、洪水)が増えています。土地の状態や斜面など予めおこりやすい地域を検討するために、衛星画像データは役立ちます。

また、地震活動が活発な日本では、火山活動被害や地震被害のモニタリングも必要とされています。人が近づきにくい火口付近や噴煙の広い分布の把握、地震前後の地盤のゆがみの状況を把握するために、衛星画像データは役立ちます。

2013年は日本各地で最高気温が塗り替えられました。長く続く高温状態の把握も衛星画像データが得意とする分野です。高温・乾燥を原因とする大規模な森林火災では、局所域だけでなく、熱バンド(赤外域)の画像(ランドサット、Terra/MODIS等)を使って広範囲に把握することも未然に災害を防止するために大変重要となっています。発生した火災が特定された範囲であれば更に高解像度の画像で目視確認することもできます。

地すべり

地すべりのおこりやすさを把握する「斜面安定性解析」を実施しています。 日本は山岳域が広く急斜面も多いため、昔から特に雨の多い時期や雪解け時期に、土砂崩れなどの災害が多発してきました。加えて近年の気候の変化・土地開発により、更に災害が起こりやすい状況が生じています。そのため、斜面の安定性(崩壊する危険性の大小)を評価することは、防災情報として大変有用です。

SEDでは、斜面崩壊のポテンシャル評価に必要な、標高データ等の地理情報や土地被覆等の土地の性状に関する情報を衛星データから作成し、斜面の安定性を評価する手法を開発しました。

斜面安定性評価図(物理的手法)
(共同開発:日本工営株式会社)
(Click to enlarge the image / クリックして画像を拡大できます)

洪水

下記の画像例は、ジオアイ1号(GeoEye-1)のデータによる奈良県十津川村の土砂崩れや堰き止めの様子です。日本でも地盤から山ごと崩れるという大規模な土砂災害を受けた結果の初めての画像となりました。普段は、高解像度で鮮明に青く見える水系が、土砂が流れたり停滞したりして、白く溜まっている状態がよくわかります。また、山腹全体が崩れている様子も捉えることができます。

奈良県十津川村栗平

大規模な洪水・浸水については、レーダ(SAR)画像で多時期のデータを異なる色に割り付けるという簡単な方式で、水没している地域を特定し、変化の大きな場所の抽出をすることができます。
2011年3月の東日本大震災、同年11月のタイ・カンボジア中部の大規模な洪水でもこのレーダー画像の色の割り付けの手法は活用されました。

光学画像による浸水被害の把握では、ワールドビュー2号(WorldView-2)衛星が持つ、コースタル、イエロー、レッドエッジという波長を利用して簡単に見やすい画像事例が紹介されました。

地域の安全や防災

見通しが悪く事故や犯罪のおこりやすい場所、不法投棄がされやすい場所、安全が確保できる避難所を把握するなど、衛星画像データは地域の安全や防災活動に役立ちます。地形や建物など周囲の状況が把握しやすいため、安全マップ、避難経路や巡回経路の検討など、防犯・防災に活用できます。

SEDはこれからもプレアデス(Pleiades)ジオアイ(GeoEye)ワールドビュー(WorldView)クイックバード(QuickBird)イコノス(IKONOS)スポット(SPOT)だいち(ALOS)ラピッド・アイ(RapidEye)などをはじめとする高分解能・高解像度の様々な地球観測衛星画像データを活用して参ります。コスモ・スカイメッド(Cosmo-Skymed)をはじめとするレーダ(SAR)の活用についても促進をして参ります。